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人妻愛人契約
第12章 恋人たちの思い出~春、被虐の悦楽
ジーッ、トトト。卑猥な機械の振動が内と外の両方から女性の感じる部分を刺激する。振動は子宮にも伝わり、下腹部全体がジーンと痺れていく。

挿入から10分。徐々に希実の吐息が熱くなってきた。時折、切なそうに身体を揺らしている。胸の膨らみの頂点にある蕾が硬く膨らみ、白いレオタードにポチっと形が浮き上がっている。

さらに10分が経過した。希実は、ハァハァと熱い息を吐くようになった。ときどき苦しそうに身体を突っ張っている。それがどんどん強くなっていく。

やがて体中の筋肉を突っ張り、悶えだした。

「ハァハァハァ……ダメ……」

白い肌がサーッと朱色に染まった。つま先がピンと反り返り、背中が弓のように反った。

「イクっ!」

呻くように言いながら、腰をガクンガクンと震わせた。

充血した花弁が食虫植物のようにオモチャを喰い締め、奥に引きずり込もうとする。楕円型の部分が蓋をするように花弁に密着し、タコの吸盤のような口が敏感な肉芽をトトトと吸い上げる。

「フフフ、1回目」

善一は愉快そうに言った。

「ハァ、ハァ、ハァ……お願い、もう止めて……」

希実が言ったが、善一は動かない。

ジーッ、トトト。さっきよりも密着が強くなったオモチャの振動音だけが不気味に響く。

5分後、希実は、再び全身の筋肉を突っ張り、悶えだした。

唇をぎゅっと噛み締め、襲って来る悦楽の波を振り払うように頭を大きく左右に振っている。ウィッグをつけたロングの髪が乱れ、顔にほつれかかる。

「あ、ダメ、またイッちゃう……ん、んんッ……イクっ!」

希実が叫びながら、背中をのけ反り、腰をガクンガクンと震わせた。襞肉が股間のオモチャをギューッと喰い締める。さらに挿入が深くなり、楕円型の部分の密着が高まる。

「2回目」

善一は、希実のイク様子をじっと観察している。

「ハァハァハァ……お願い、もう本当にダメ、止めて……」

希実は顔に髪を纏い付かせたままの凄艶な表情で息も絶え絶えに言ったが、善一が相手にする様子はない。
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