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人妻愛人契約
第13章 奪還
次に目を覚ますと、もうお昼の1時を過ぎていた。

寝たおかげで頭がすっきりしている。身体の異常な興奮も治まっていた。股間のモノは硬くなっていたが、これは男の生理現象、朝立ちだ。ムラムラしているわけではなかった。

「さて、これからどうするか……」

祐樹は、ぼーっと天井を見ながら考えた。

まさか二人の関係が、あんなふうになっているとは思わなかった。気持ち良くなったかなんて気にしてるレベルじゃなかったんだ。さんざん善一の男の精を身体の中に受け入れて……。淫らによがり狂って……。あの希実が完全に善一の慰み者になっている。性奴隷。セックスドールになってしまっている。

しかも無理矢理とは言え、善一の子どもが欲しいとまで言わされた。このまま放っておけば、いつか本当に二人の子どもができてしまうだろう。そんなことになったら希実のことだ、責任を感じて祐樹に別れて欲しいと言うに違いない。それだけは絶対にさせてはいけない。避けなければならない。

でも、どうすればいいのだろうか――。

「希実さん、僕に助けてって言ってたよな……」

ふと最後に見た動画の中で叫んだ希実の声が耳の中に蘇ってきた。

それだけではない。祐樹の頭に、この一年間の希実の声、善一の声、沙耶の声が次々と蘇ってきて、祐樹の思いと交錯した。
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