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人妻愛人契約
第2章 三河屋
2時間後、希実は帰ってきた。
「まったく、あのエロおやじときたら――!」
前の時と同じだった。プリプリしている。
二人で応接用のソファに向き合って座ると、祐樹は身を乗り出した。
「それで、どうしたの? ダメだったの?」
「ううん、話は着いたわ。あのエロおやじ、わたしがゴムはちゃんと着けてくださいね、それがこちらからの条件ですって言ったら、こんなふうにがっかりした顔をするのよ」
希実は、眉を八の字にして下唇を出し、大げさに肩をガクッと落とした。
「ハハハ、なにそれ。何も言わなければ、着けないでやるつもりだったんだ」
祐樹からも苦笑が漏れる。
「そうなのよ。わたしも驚いちゃった」
希実は心底あきれたような顔をした。
「でも、そのあと、あいつが言ったことはもっと酷くてね。でも希実さんが許してくれれば、いいですよね、生でやってもいいんですよね、って言うのよ。
わたし、本当に頭にきちゃった。わたしが許すなんて、そんなことあるわけないじゃない。だから今度は、はっきり言ってやったわ、許すなんてことは絶対ありませんって。もしわたしが許すようなことを言ったら、そのときは煮るなり焼くなり、どうぞお好きなようにって」
希実は、どうだと言わんばかりに胸を張った。
「まったく、あのエロおやじときたら――!」
前の時と同じだった。プリプリしている。
二人で応接用のソファに向き合って座ると、祐樹は身を乗り出した。
「それで、どうしたの? ダメだったの?」
「ううん、話は着いたわ。あのエロおやじ、わたしがゴムはちゃんと着けてくださいね、それがこちらからの条件ですって言ったら、こんなふうにがっかりした顔をするのよ」
希実は、眉を八の字にして下唇を出し、大げさに肩をガクッと落とした。
「ハハハ、なにそれ。何も言わなければ、着けないでやるつもりだったんだ」
祐樹からも苦笑が漏れる。
「そうなのよ。わたしも驚いちゃった」
希実は心底あきれたような顔をした。
「でも、そのあと、あいつが言ったことはもっと酷くてね。でも希実さんが許してくれれば、いいですよね、生でやってもいいんですよね、って言うのよ。
わたし、本当に頭にきちゃった。わたしが許すなんて、そんなことあるわけないじゃない。だから今度は、はっきり言ってやったわ、許すなんてことは絶対ありませんって。もしわたしが許すようなことを言ったら、そのときは煮るなり焼くなり、どうぞお好きなようにって」
希実は、どうだと言わんばかりに胸を張った。