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人妻愛人契約
第13章 奪還
ほどなくタクシーはホテルに着いた。39階建ての高層ホテル。その34階に部屋は用意されていた。
部屋の窓から東京の夜景が一望できる。遠くに東京タワーが見えた。角度は違うが、善一のマンションから見える景色に似ている。祐樹の胸がキュッと締め付けられた。
もしかしたら希実も同じことを思ったのかも知れない。美しい眉を顰め、捨てられた子猫のように不安そうな目で祐樹を見ていた。
「祐樹、あのね……」
何か言いかけた希実を、
「何も言わなくていいよ」
祐樹は抱きしめた。
希実が祐樹の背中に腕をまわしてギュッと抱き着いてきた。胸の膨らみが、祐樹の胸に押し付けられてつぶれる感触が、祐樹の身体に伝わってくる。
考えてみれば、希実が東京に出てくるとき、こうして一緒に付いてきてれば、あんなことにはならなかったんだ。今更ながら後悔の念が沸いてくる。
「希実さん、僕はもう希実さんを離さない。誰にも渡さない」
「うん……ありがとう、祐樹」
二人は唇を重ねると、そのままもつれるようにベッドの上に倒れていった。
部屋の窓から東京の夜景が一望できる。遠くに東京タワーが見えた。角度は違うが、善一のマンションから見える景色に似ている。祐樹の胸がキュッと締め付けられた。
もしかしたら希実も同じことを思ったのかも知れない。美しい眉を顰め、捨てられた子猫のように不安そうな目で祐樹を見ていた。
「祐樹、あのね……」
何か言いかけた希実を、
「何も言わなくていいよ」
祐樹は抱きしめた。
希実が祐樹の背中に腕をまわしてギュッと抱き着いてきた。胸の膨らみが、祐樹の胸に押し付けられてつぶれる感触が、祐樹の身体に伝わってくる。
考えてみれば、希実が東京に出てくるとき、こうして一緒に付いてきてれば、あんなことにはならなかったんだ。今更ながら後悔の念が沸いてくる。
「希実さん、僕はもう希実さんを離さない。誰にも渡さない」
「うん……ありがとう、祐樹」
二人は唇を重ねると、そのままもつれるようにベッドの上に倒れていった。