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人妻愛人契約
第14章 消せない記憶
――ハァハァ……イッちゃう……。

希実さん、負けちゃだめだ。

――んッ、んんッ……イク、イク……。

希実さん!

――ハァハァ……イク、イク、イク……イクぅぅぅっ!

希実さんっ!

祐樹は目を覚ました。

部屋はまだ暗かった。月明りが畳に反射し、天井をぼんやりと照らしている。

「夢か……」

祐樹は額に手を当てた。汗でベタベタする。

嫌な夢だった。希実が善一に犯されていた。善一の巨体に組み敷かれ、どす黒い巨大な肉棒を股間に突き刺された希実は、白くほっそりした裸身をのたうたせ、艶めかしいよがり声をあげていた。あの時、動画で見たように……。

祐樹は、手を下着の中に入れて、肉棒を触った。カチカチに硬くなっていた。それだけじゃない。先走りの液でパンツがビショビショに濡れている。

軽くしごくと、

「うっ」

鋭い快感が頭に突き抜けた。

どうしちゃったんだろう、僕……。寝る前、触ったときは、こんなことはなかったのに――。

祐樹は軽くしごきながら、身体を横に向けて、希実を見た。

希実は、顔をこちらに向けて、横向きになって寝ていた。
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