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人妻愛人契約
第15章 新しい夫婦のかたち
スマホには、良泉館の事務所が映っていた。奥の椅子に祐樹が座り、パソコンを操作している。それだけじゃない。よく見ると下半身を裸にして、股間のモノをいじっていた。
「希実さんっ、出るっ!」
祐樹が叫び、身体を震わせたとき、希実が入ってきた。
「祐樹、何してるの!?」
希実が叫んだところで、善一はスマホの動画を止めた。
「今朝の僕たちの……! こんなものどうやって――」
祐樹は身体を震わせながら、呻るような声を出した。
「実はだいぶ前に希実さんから防犯用のカメラの設置を頼まれましてね。どうやら私が映像マニアと知ったらしくて。それでつけたんですよ」
「希実はそんなこと言ってませんでした」
「そうなんですか。希実さんが深田さんに話さなかった理由は、私にはわかりませんが、少なくとも防犯カメラの映像は希実さんも時々確認してたようですよ。サーバーにログが残ってましたから」
「え、まさか……」
僕が何をしているか、希実は前から知ってたっていうことなのだろうか――。祐樹は善一の顔を見た。
「おそらくね。前から気づいていたと思いますよ」
善一はニヤニヤしながら言った。
「そんな……」
希実は知ってて知らないふりをしてくれていた。でも、慎吾に言われて、祐樹の身体が心配になり忠告しにきた。そういうことなのか? もしそうなら僕は本当にとんでもないことを言ってしまった――。
これまで以上に強い後悔の念が祐樹を襲った。身体がガクガクと震えてきた。
「希実さんっ、出るっ!」
祐樹が叫び、身体を震わせたとき、希実が入ってきた。
「祐樹、何してるの!?」
希実が叫んだところで、善一はスマホの動画を止めた。
「今朝の僕たちの……! こんなものどうやって――」
祐樹は身体を震わせながら、呻るような声を出した。
「実はだいぶ前に希実さんから防犯用のカメラの設置を頼まれましてね。どうやら私が映像マニアと知ったらしくて。それでつけたんですよ」
「希実はそんなこと言ってませんでした」
「そうなんですか。希実さんが深田さんに話さなかった理由は、私にはわかりませんが、少なくとも防犯カメラの映像は希実さんも時々確認してたようですよ。サーバーにログが残ってましたから」
「え、まさか……」
僕が何をしているか、希実は前から知ってたっていうことなのだろうか――。祐樹は善一の顔を見た。
「おそらくね。前から気づいていたと思いますよ」
善一はニヤニヤしながら言った。
「そんな……」
希実は知ってて知らないふりをしてくれていた。でも、慎吾に言われて、祐樹の身体が心配になり忠告しにきた。そういうことなのか? もしそうなら僕は本当にとんでもないことを言ってしまった――。
これまで以上に強い後悔の念が祐樹を襲った。身体がガクガクと震えてきた。