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人妻愛人契約
第15章 新しい夫婦のかたち
そんな祐樹を善一は面白そうに見ている。
「それにしても深田さん、ひどいじゃありませんか。人には動画を消すように言っておいて、自分は取っておくなんて」
「それは……」
祐樹はもう答えられなかった。衝撃の大きさに立っているのがやっとだった。
「まあ、いいでしょう。でも、これでわかったことがあります。あなたは、寝取られ性癖をお持ちだ」
「寝取られ性癖?」
「そうです。自分の奥さんを他の男に抱かせたい。抱かれている奥さんを見てみたい。そういう願望のことです」
「ばかな」
祐樹は頭を横に振った。
「否定したい気持ちはわかりますが、そういう願望を持った男は意外と多いんですよ」
ハハハ。善一は声に出して笑った。
「そこで提案なんですが、どうですか、希実さんを私とシェアしませんか」
「シェア?」
「はい。自分の会社に足りない経営資源や能力は外から調達する。これは会社経営の鉄則です。深田さんだって、そう考えて前に勤めていた会社の力を借りて、新しい会社を興したんでしょう。
プライベートの生活でも同じですよ。自分に足りないものは、外の力を借りればいい。あなたに足りないのは希実さんを歓ばせる男としての能力。それを私なら提供できます。夫婦生活を守るために、わたしを利用すればいいんです。
新しい愛人契約を結んで、希実さんの夜の生活を私とあなたの二人でシェアするんです」
「つまり希実を三河屋さんに抱かせるってことですか?」
善一は大きく頷いた。
「そうです。それを見ながらあなたは好きなだけ自分の欲求を満たせばいい。なんなら沙耶を貸してもいいですよ」
「何をばかなことを言ってるんですか! そんなこと、できるわけないでしょう!」
祐樹は身体を震わせた。
「どうしてですか? 希実さんがあなたの奥さんだからですか?」
「当たり前じゃないですか」
「深田さん、いつまでそんなことを言ってるつもりなんですか。セックスレスや性の不一致は離婚の一番の理由なんですよ。夫婦の関係が壊れたら元も子もないじゃないですか。このままずっと希実さんを欲求不満にさせて、夜、変な夢を見させ続けるつもりなんですか」
「そんなことまで、どうして――」
善一が知っているのかわからないが、祐樹にはもうそれを問い質すだけの気力はなかった。
「それにしても深田さん、ひどいじゃありませんか。人には動画を消すように言っておいて、自分は取っておくなんて」
「それは……」
祐樹はもう答えられなかった。衝撃の大きさに立っているのがやっとだった。
「まあ、いいでしょう。でも、これでわかったことがあります。あなたは、寝取られ性癖をお持ちだ」
「寝取られ性癖?」
「そうです。自分の奥さんを他の男に抱かせたい。抱かれている奥さんを見てみたい。そういう願望のことです」
「ばかな」
祐樹は頭を横に振った。
「否定したい気持ちはわかりますが、そういう願望を持った男は意外と多いんですよ」
ハハハ。善一は声に出して笑った。
「そこで提案なんですが、どうですか、希実さんを私とシェアしませんか」
「シェア?」
「はい。自分の会社に足りない経営資源や能力は外から調達する。これは会社経営の鉄則です。深田さんだって、そう考えて前に勤めていた会社の力を借りて、新しい会社を興したんでしょう。
プライベートの生活でも同じですよ。自分に足りないものは、外の力を借りればいい。あなたに足りないのは希実さんを歓ばせる男としての能力。それを私なら提供できます。夫婦生活を守るために、わたしを利用すればいいんです。
新しい愛人契約を結んで、希実さんの夜の生活を私とあなたの二人でシェアするんです」
「つまり希実を三河屋さんに抱かせるってことですか?」
善一は大きく頷いた。
「そうです。それを見ながらあなたは好きなだけ自分の欲求を満たせばいい。なんなら沙耶を貸してもいいですよ」
「何をばかなことを言ってるんですか! そんなこと、できるわけないでしょう!」
祐樹は身体を震わせた。
「どうしてですか? 希実さんがあなたの奥さんだからですか?」
「当たり前じゃないですか」
「深田さん、いつまでそんなことを言ってるつもりなんですか。セックスレスや性の不一致は離婚の一番の理由なんですよ。夫婦の関係が壊れたら元も子もないじゃないですか。このままずっと希実さんを欲求不満にさせて、夜、変な夢を見させ続けるつもりなんですか」
「そんなことまで、どうして――」
善一が知っているのかわからないが、祐樹にはもうそれを問い質すだけの気力はなかった。