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人妻愛人契約
第15章 新しい夫婦のかたち
「くっ――」
祐樹はもう善一の顔を正視することができなかった。逃げるように顔を横に背けた。
そんな祐樹に善一は、たたみかけた。
「深田さん、私はあなた方夫婦の関係を壊そうとは思ってません。夫婦の関係を続けて欲しい。そう思ってるんです。あなたち夫婦を救いたいんです」
「…………」
「私なら希実さんの身体を満たしてあげることができるんです。そうでしょう」
「…………」
「それに、あなただって見たいはずだ。私に抱かれて歓ぶ希実さんの姿を。もっと」
「…………」
「欲望を我慢する必要はありません。セックスなんて所詮、動物としての人間に備わった欲求を満たすための行為。夫婦だからって、古い道徳や習慣にとらわれるのはやめて、もっと自由に楽しめばいいんです」
「…………」
「そうだ。沙耶も入れて4人でプレイするのもいいかも知れない。きっと、楽しいですよ」
「…………」
「深田さん、このまま離婚なんてことになったら、かわいいお子さんが泣きますよ。さあ、勇気を出して、新しい夫婦のかたちをつくりましょうよ。みんなで幸せになりましょうよ」
善一の言葉の一つひとつが弱っている祐樹の心に突き刺さった。
その通りだ。悔しいけど善一なら希実の身体を満たしてあげることができる。善一に抱かれて歓ぶ希実の姿を見たいと思ってるのも間違いない事実だ。
もっと自由にセックスを楽しめばいいというのも、そうなのかも知れない。沙耶も入れて4人でプレイするという淫らな行為にも気がそそられる。
でも、本当にそうすることで、僕たちは夫婦という関係を続けられるのだろうか。希実は幸せになれるのだろうか――。
「希実は……希実さんはどう思うか、聞いてみないと……」
祐樹は顔を横に向けたまま、喉から言葉を絞り出すように言った。
善一が目を細めた。
どうやらうまくいったようだ。時間も手間もかかったが、もう一押しでこの堅物の亭主が落ちる。沙耶の色仕掛けを跳ねのけた男が。
あとは希実だ。希実を完璧に落とせば、この夫婦を手に入れることができる。おもちゃにして好きに楽しむことができる――。
善一は沙耶に目配せした。
沙耶が頷いた。
祐樹はもう善一の顔を正視することができなかった。逃げるように顔を横に背けた。
そんな祐樹に善一は、たたみかけた。
「深田さん、私はあなた方夫婦の関係を壊そうとは思ってません。夫婦の関係を続けて欲しい。そう思ってるんです。あなたち夫婦を救いたいんです」
「…………」
「私なら希実さんの身体を満たしてあげることができるんです。そうでしょう」
「…………」
「それに、あなただって見たいはずだ。私に抱かれて歓ぶ希実さんの姿を。もっと」
「…………」
「欲望を我慢する必要はありません。セックスなんて所詮、動物としての人間に備わった欲求を満たすための行為。夫婦だからって、古い道徳や習慣にとらわれるのはやめて、もっと自由に楽しめばいいんです」
「…………」
「そうだ。沙耶も入れて4人でプレイするのもいいかも知れない。きっと、楽しいですよ」
「…………」
「深田さん、このまま離婚なんてことになったら、かわいいお子さんが泣きますよ。さあ、勇気を出して、新しい夫婦のかたちをつくりましょうよ。みんなで幸せになりましょうよ」
善一の言葉の一つひとつが弱っている祐樹の心に突き刺さった。
その通りだ。悔しいけど善一なら希実の身体を満たしてあげることができる。善一に抱かれて歓ぶ希実の姿を見たいと思ってるのも間違いない事実だ。
もっと自由にセックスを楽しめばいいというのも、そうなのかも知れない。沙耶も入れて4人でプレイするという淫らな行為にも気がそそられる。
でも、本当にそうすることで、僕たちは夫婦という関係を続けられるのだろうか。希実は幸せになれるのだろうか――。
「希実は……希実さんはどう思うか、聞いてみないと……」
祐樹は顔を横に向けたまま、喉から言葉を絞り出すように言った。
善一が目を細めた。
どうやらうまくいったようだ。時間も手間もかかったが、もう一押しでこの堅物の亭主が落ちる。沙耶の色仕掛けを跳ねのけた男が。
あとは希実だ。希実を完璧に落とせば、この夫婦を手に入れることができる。おもちゃにして好きに楽しむことができる――。
善一は沙耶に目配せした。
沙耶が頷いた。