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人妻愛人契約
第15章 新しい夫婦のかたち
しばらくそうしていると、徐々に希実が落ち着きを取り戻していった。まだしゃくりあげているが、涙は治まっている。それを見て善一が話を続けた。

「あとはお前の気持ち次第だ。お前が嫌なら俺はお前を抱かない。契約は不成立にする。どうする? 抱いてもいいか?」

「…………」

希実は返事をしなかった。黙ったまま顔を伏せている。

善一は座ったままベルトを外して、ズボンを下ろした。パンツも下ろす。

巨大な肉棒が現れた。見事なまでに硬く膨れていた。長さは祐樹のモノの1.5倍、20センチ近くある。太さも二回り以上太い。

希実が泣きはらした目でソレを見つめた。

善一はニヤリと笑うと、希実の手をとって、肉棒の近くに運んでいった。

「どうだ、懐かしいだろう」

希実の指先が肉棒に触れた。希実は、やめて、と叫んで手を引っ込めた。顔を横に向けて視線を善一の股間から反らした。

「いいじゃないか、触るくらい。知らない仲じゃないんだから」

「ダメよ……」

「硬いこと言うなよ」

善一がもう一度、希実の手を近づけた。再び指先が肉棒に触れた。

「ほら……」

そのまましごくように手を上下に動かし、希実の指先を使って自分の肉棒を撫でる。

「やめて……」

希実は言ったが、今度は手は引っ込めなかった。善一にされるがままに肉棒を撫で続けた。

少しずつ希実の呼吸が乱れていく。

やがて、希実は愛おしそうに指先でカリカリと肉棒をくすぐりはじめた。

「……祐樹は……祐樹はどこにいるの?」

「ここにはいない。お前がどう返事をするか、良泉館で俺の報告を待ってる。お前がOKしてくれたら、ここに来ることになってる」

善一は嘘をついた。

「……動画を撮ってるんでしょう?」

「撮ってないよ。動画に撮ってあいつに見せるにしても、それは次からだ」

希実は顔を上げると、疑うような目で善一の顔を見つめた。

「本当だ。この部屋に隠しカメラはついてない。信じてくれ」

表情だけ見れば嘘をついているようには見えない。真剣な目をしている。

「希実、前みたいに握ってくれないか」

善一が肉棒を希実の手の平に押し付けた。それでも希実は握るのを躊躇っていったが、善一が、

「希実……」

と名前を呼んで促すと、潤んだ瞳で勃起した肉棒を見つめて、ふうーと大きく息を吐き、ギュッと握りしめた。
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