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人妻愛人契約
第17章 冷たい闇
「手に吸い付くようだ。この感触、たまりませんね」
慎吾は歓喜に声を震わせた。
「慎さん、やめてっ」
希実が叫んだ。身体を左右に捻った。
信頼していた慎吾に裏切られたのが、よほどショックだったのだろう。希実は泣いていた。美しいアーモンド型の目からポロポロと大粒の涙を流していた。
「やめろっ!」
祐樹は怒り狂っていた。何とか自由になろうと、力一杯身体を揺すった。しかし、鎖は切れない。ジャラジャラと音を立てるだけだ。
「慎さんが、そんな人間だとは思わなかった。恥ずかしくないのか」
「申し訳ありません。社長のことも私は好きですよ。優しいし、いい人だと思ってます」
慎吾は、希実の乳首を指でコリコリと転がしながら、冷ややかな目で祐樹を見た。
「でもね、社長。あれはいけませんわ。女将のエッチな動画を見て、自分でするのは。子種がもったいないじゃありませんか。ちゃんと女の中に出してやらないと」
祐樹の顔が蒼くなった。
「どうして、慎さんがそのことを知ってるんだ……」
「当たり前ですよ。私が事務所にカメラを仕掛けたんですからね」
「あのふくろうにカメラが仕込まれてるのを知ってたのか……」
「もちろんです。説明書どおりに外から見えないように注意して電源コードを繋いで、Wi-Fiのセッティングをしましたから」
「コードは付いてなかったって――」
「あれは嘘です。ちゃんと付いてました」
「…………」
「それに、社長、隠しカメラを仕掛けたのは事務所だけじゃないありませんよ。お二人の寝室にも仕掛けさせてもらいました。天井についてる火災報知器の中にね。私は結構自由に母屋に出入りさせていただいてましたから、これも簡単な作業でした」
「くっ。そんなことまで……何のために――」
祐樹は唸った。怒りで顔が真っ赤になっている。
「社長と女将の夫婦仲を理事長に知らせるために決まってるじゃないですか。面白かったですよ、お二人のイチャイチャしてる様子をこっそり覗くのは。中折れしたときも見てました」
「本当にこいつはよくやってくれたよ。おかげでこっちはいろいろやりやすかったってわけだ」
二人は顔を合わせてニンマリと笑った。
慎吾は歓喜に声を震わせた。
「慎さん、やめてっ」
希実が叫んだ。身体を左右に捻った。
信頼していた慎吾に裏切られたのが、よほどショックだったのだろう。希実は泣いていた。美しいアーモンド型の目からポロポロと大粒の涙を流していた。
「やめろっ!」
祐樹は怒り狂っていた。何とか自由になろうと、力一杯身体を揺すった。しかし、鎖は切れない。ジャラジャラと音を立てるだけだ。
「慎さんが、そんな人間だとは思わなかった。恥ずかしくないのか」
「申し訳ありません。社長のことも私は好きですよ。優しいし、いい人だと思ってます」
慎吾は、希実の乳首を指でコリコリと転がしながら、冷ややかな目で祐樹を見た。
「でもね、社長。あれはいけませんわ。女将のエッチな動画を見て、自分でするのは。子種がもったいないじゃありませんか。ちゃんと女の中に出してやらないと」
祐樹の顔が蒼くなった。
「どうして、慎さんがそのことを知ってるんだ……」
「当たり前ですよ。私が事務所にカメラを仕掛けたんですからね」
「あのふくろうにカメラが仕込まれてるのを知ってたのか……」
「もちろんです。説明書どおりに外から見えないように注意して電源コードを繋いで、Wi-Fiのセッティングをしましたから」
「コードは付いてなかったって――」
「あれは嘘です。ちゃんと付いてました」
「…………」
「それに、社長、隠しカメラを仕掛けたのは事務所だけじゃないありませんよ。お二人の寝室にも仕掛けさせてもらいました。天井についてる火災報知器の中にね。私は結構自由に母屋に出入りさせていただいてましたから、これも簡単な作業でした」
「くっ。そんなことまで……何のために――」
祐樹は唸った。怒りで顔が真っ赤になっている。
「社長と女将の夫婦仲を理事長に知らせるために決まってるじゃないですか。面白かったですよ、お二人のイチャイチャしてる様子をこっそり覗くのは。中折れしたときも見てました」
「本当にこいつはよくやってくれたよ。おかげでこっちはいろいろやりやすかったってわけだ」
二人は顔を合わせてニンマリと笑った。