この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻愛人契約
第3章 初めての夜
「素晴らしい。ぜひ一度見てみたいものですな、希実さんがリナに扮した姿を」
「ありがとうございます。でも、リナになったのは昔の話です。いまはもう無理ですね。腰回りなんか余分な肉がついてますし」
「いやあ、そんなことありませんよ。今だって十分素晴らしいスタイルをされているじゃないですか。やりましょうよ、コスプレフェスティバル。そしてみんなに見てもらいましょうよ。希実さんのリナ」
「はあ、まあ、機会があれば……ですかね」
希実は謙遜するように言ったが、まんざらでもないようだった。
「ところで、そうすると、深田さんはダンですか?」
善一が、訝しげな目で祐樹の顔を見る。
「はい、一応……」
祐樹は、申し訳なさそうに答えた。
ダン・ムート。大地の戦士。ゲームのグラフィックでは、マッチョな男で祐樹とは全然かけ離れている。
希実が助け船を出してくれた。
「いいんです。コスプレは、何もキャラクターの姿を完璧に再現することだけがすべてじゃありませんから。そのキャラクターの性格や特徴を上手に引き出す扮装ができれば、十分魅力的になるんです。祐樹の優しさやすべての人を包み込むような温かさが現れたコスプレは、まさにダンそのものでした」
希実は、優しく微笑みながら祐樹の顔を見つめた。
「ありがとうございます。でも、リナになったのは昔の話です。いまはもう無理ですね。腰回りなんか余分な肉がついてますし」
「いやあ、そんなことありませんよ。今だって十分素晴らしいスタイルをされているじゃないですか。やりましょうよ、コスプレフェスティバル。そしてみんなに見てもらいましょうよ。希実さんのリナ」
「はあ、まあ、機会があれば……ですかね」
希実は謙遜するように言ったが、まんざらでもないようだった。
「ところで、そうすると、深田さんはダンですか?」
善一が、訝しげな目で祐樹の顔を見る。
「はい、一応……」
祐樹は、申し訳なさそうに答えた。
ダン・ムート。大地の戦士。ゲームのグラフィックでは、マッチョな男で祐樹とは全然かけ離れている。
希実が助け船を出してくれた。
「いいんです。コスプレは、何もキャラクターの姿を完璧に再現することだけがすべてじゃありませんから。そのキャラクターの性格や特徴を上手に引き出す扮装ができれば、十分魅力的になるんです。祐樹の優しさやすべての人を包み込むような温かさが現れたコスプレは、まさにダンそのものでした」
希実は、優しく微笑みながら祐樹の顔を見つめた。