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人妻愛人契約
第4章 移りゆく季節の中で~夏、悪い夢
希実が帰ってきたのは、翌朝の9時だった。前回同様あまり寝てないのか、少し疲れた顔をしている。「ちょっと休むね」と言って、そのまま母屋に下がってしまった。祐樹が追いかけて「大丈夫?」と聞くと、「ごめんね、心配かけて。午後には仕事に出るから」と畳の上に横になった。

「そんなところに寝ると、風邪ひくぞ」

祐樹が、さっきまで愛未が使っていた肌掛けを出してあげると、希実は、もう寝息を立てていた。

「希実さん……」祐樹は、そっと肌掛けを掛けた。「無理もないか。このひと月、働き詰めだったしな」自分にそう言い聞かせ、モヤモヤする心と身体を納得させた。

午後、希実は和服を着て出てきた。いつもの明るく元気な希実に戻っている。心の重荷がなくなったせいか、晴れやかな顔をしていた。肌が、いつもよりツヤツヤしているように感じる。祐樹が、そのことを指摘すると、

「それはそうよ。いまウチの温泉に入ったからね。美肌の湯。効果てきめんというわけね」

希実は微笑んだ。

そして夜。祐樹は逸る気持ちを抑えられず、愛未が寝ると、すぐに希実を求めた。そんな祐樹を希実は優しく受け止めてくれた。しかも、前のときと同じように「祐樹は特別だから」と生で身体に入れることを許してくれた。

祐樹は前戯もそこそこに挿入すると、思い切り腰を振った。そして、希実の名前を叫びながら、そのまま中に出した。

それからひと月に1回、同じようなことが繰り返された。さすがにもう祐樹が自分でいじることはなかったが、希実が善一のもとで過ごしている間中、眠れずに悶々と過ごすのは変わらなかった。それでも回を重ねるごとに祐樹はそういう夜の過ごし方に馴れていった。

希実も同じだった。初めの何回かは、日が近づくと表情が暗くなっていたが、回を重ねるとそうしたこともなくなり、当日も普通に仕事に行くように出かけるようになった。翌朝も出勤するように帰ってくる。そして、夜、ヤキモキしていた祐樹が希実を貪るように抱く。そうした普通ではない行為が、日常的なルーチーンのように淡々と行われるようになっていった。
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