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絶対に許さないからね
第15章 サプライズ
「三冠王だね」

 ひでぇ、と言って銀ちゃんは苦笑いした。
一応、銀ちゃんの名誉のために言っておくと、
銀ちゃんは、まあちょっと早漏気味ではあるけど、
ちゃんと剥けてるし、
大きさも、自信はないみたいだけど全然そんなことない。
それに血管が浮き上がってきて男らしいし、
暴力的なくらいかっちかちだし……

 あ。やば。
思い出したら、見たくなっちゃった。
わたしだって性欲凛々だ。

「ねえ、絶対に動かないって約束できる?」

 銀ちゃんを見上げながら、
わたしは聞いた。
夕焼けで赤く染まるリビングの片隅、
エアコンでは足りずに、
わたしも銀ちゃんも汗ばんでいる。

「ちょっとでも動いたら終わりにするからね」

 もうすでに直立不動の姿勢だ。
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