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絶対に許さないからね
第17章 メッセージ
「よく見ててね。
こうしてこうしてここに輪っかつくってこう通して」

「いやいや、はやすぎるって。
わざとやってるでしょう?」

 思わず吹き出すと、母もつられて吹き出した。

「わざとじゃないわよ。
これ以上ゆっくりできないわ。
形くずれちゃうもの」

「ねえ、ひとの髪で遊ばないでくれる?」

 笑う母。
笑うわたし。
不服そうにくちびるを尖らせる詩子。

 楽しいね、詩子。

 楽しいね、お母さん。

 部屋はエアコンで涼しいけど、
まだ日中日差しが強い。
わたしの日傘は詩子に持たせ、
わたしは母の日傘に入らせてもらおう。
三人で、仲良く歩いて行こう。

 これから、ずっと。

 いつまでも。









 〈了〉
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