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第16章 絶対に許さないからね

「美香、すごくかわいいよ、美香」

　年下童貞って設定を忘れて、
銀ちゃんも素に戻っているみたい。
銀ちゃんに見下ろされ、
銀ちゃんに圧迫され、
銀ちゃんに全部支配されている。
銀ちゃんは、たぶんもうすぐ射精する。
わかる。
何十回、何百回も見てきたんだもの。
この先も、もっともっと見たい。
ずっとそばで見ていたい。
銀ちゃんが射精するときの顔を見られるのはわたしだけ。
見ていいのはわたしだけ。

　銀ちゃんの動きがはやくなっていく。
いいところを擦られ、
わたしは限界が近いことを悟る。
今日はわたしの負けだ。
わたしは銀ちゃんにしがみついていた。
しっかりとつかまっていないと、
どこかへ飛んでいってしまいそう。
手の先足の先まで幸福物質が行き届き、
頭のてっぺんまで銀ちゃんに貫かれているみたい。
なにも考えられなくなって、
目の前にお花畑がひろがっていく。
ああ、いく……