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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第8章 メイド 幸恵の過去
ふにゃふにゃチ○ポだけれど
フェラチオをして吸い上げれば勃起してくるかもしれない。
萎んで弱々しいペニスをじゅる…っと口の中に吸い込む。
チュバチュバと吸い上げていると
「うう~ん…瑠璃子ぉ、もう無理だよ」と
フェラチオを施しているのが妻の瑠璃子だと勘違いして
久は邪険に幸恵の顔を股間から引き剥がした。
『やはり旦那様は奥さまのモノ…』
自分を抱いてくれたのはホンの戯れであって
彼の心の中には自分はいないのだと思い知らされた。
25年前…
愛した男に裏切られなければ
彼と幸せな家庭を築けただろうか?
子供を産み、育て、子育てと家事で毎日を忙しく暮らしていただりうか…
時が心を癒してくれるとは言うものの
幸恵の心の中には
やはりまだ、あの男が大きな存在として居座っていた。
あれは幸恵が24歳の時だった。
銀行に勤めていた幸恵は同じ銀行に勤めている課長の杉前という男に惹かれていた。
彼はエリートで30歳という若さですでに課長職に就いていた。
収支報告書の金額もバッチリと合致したので
幸恵は杉前の机の前に歩み寄って
「課長、代手(代金取立手形)下さい」と申告した。
代手(だいて)というワードが『抱いて』と同じイントネーションなので「抱いて欲しいのかい?…じゃあ夕飯を一緒にしてからでもいいよね?」なんて軽口を言い合ったりするのが銀行のあるあるジョークとなっていた。
「手形じゃなく、マジで君を抱きたいんだ」
杉前は小声で幸恵を口説いてきたのだった。