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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第1章 お天気ねえさん

「君自身は、今朝の放送を見ていないんだろ?」

「ええ…まあ…」

「君は輝いていたよ!
きっと弊社の下着を身につければ
もっと輝けるはずだ!!」

こめかみに血管を浮き上がらせて
興奮しながら少しずつ大きな声になっていくので
「下着」というワードを聞き付けて
ラウンジの客がこちらを見だした。

「あの…そういうお話は…
こういういろんな方がおられる場で力説されるのはどうかと…」

「そうですか?まあ、確かにそうですよね…
では、私の部屋に行きましょう!」

どうやら、このホテルの一室をキープしているのか、
浅香は無理やり圭子の手を取ると
否応なしに無理やり部屋に連れていった。

「さあ、ここなら、ざっくばらんにお話が出来ますね?」

強引な人だわと
圭子は浅香に対して嫌悪感を抱き始めた。
でも、今回のお天気おねえさんの下着チラ見せ企画を断ると放送局に迷惑を掛けるのかしら…

断るべきか、受けるべきか…
圭子は悩んでいた。

「ねえ、どうだろう、
一度、弊社の下着を身につけて見せてくれないか?
リハーサルをしようじゃないか
そして、僕の判断が間違っていたのなら
素直に今回の件は別のモデルを利用したいという放送局にお任せするから」

「モ、モデルぅ?
リハーサルぅ?!」

「そうです!ちょうど最新モデルの下着を何点が持ってきているんです
ね、一度でいいから身につけてくださいよ!」

ほら、これなんか似合いそうですよ

そう言って浅香は、圭子に小さなショーツを握らせた。

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