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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第1章 お天気ねえさん

それって…
下着姿を、この男に見せるってことなの?

「すいません…やっぱり、このお話は無かったことにしてください」

圭子は身を翻して部屋を出ていこうとした。

「待って!待ってください!」

浅香は出ていこうとする圭子を追い抜いて
部屋から出ていけないようにドアを塞ぐように立ちはだかった。

「お願いします!
ぜひ、弊社の下着を身につけて見せてください」

ガバッとしゃがみこむと
頭を床の絨毯に押し付けて土下座までし始めた。

「やめて!やめてください!
わかりました…ショーツを履かせてもらいます
どうぞ、私が今回の企画に見合うかどうかその目で確かめて下さい!」

もうこうなったらヤケクソだわと
手渡されて投げ捨てたショーツを拾って
履き替えるためにユニットバストイレに逃げ込んだ。

ドアの外から「ありがとう!ありがとう!」と
なんだか涙声がやけに下の方から聞こえる。
多分、まだ土下座しているんだわと
何だかちょっぴり女王様になったような気がした。

急いで今履いているショーツを脱ぐ。
くたびれてヨレヨレのショーツ…
これを履いている股間をテレビに映し出されたのかと思うと情けなくなってくる。

そして、浅香に手渡されたショーツを履こうとして圭子は驚いた。
『何これ!?
ほとんど紐じゃないの!』
それはTバックよりも面積が小さくて
女性自身を覆い被せる所以外は紐だけなので
股間を隠すどころか陰毛がバッチリと見えてしまう。

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