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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第10章 グラビアデビュー
もうダメだわ…立っていられない。
しゃがみそうになる瞬間、遠隔のローターのスイッチが切れた。
『た、助かった…』
すでに圭子の目はうつろで
これから読まなければいけないお天気概況の原稿も霞んでよく見えなかった。
「それではお待ちかねのお天気コーナーです
圭子ちゃん、今日のお天気はどうですか?」
MCの局アナがなにも知らずに
お天気パネルの前に立つ圭子に軽やかなセリフで話し始めろとばかりに振ってきた。
「はい、今日の天気はですね…」
精一杯の笑顔を見せて圭子が話し始めた。
その時だった。再び膣内のローターが猛烈に震動し始めた。
「っ…」
油断していたものだから
思わずブルッと体を身震いさせてしまい、
膣内のローターがわずかに移動して、これまた絶妙なポイントに当たってしまった。
それは下半身の筋力を溶かすような、熱い疼きを生み出す。
「あんっ…」
「顔赤いけど、大丈夫?」
全身に拡がる、どうしようもない熱に
自由を拘束されているようで、
思わず股間に手を当てたくなる。
でも、そんなことをすればスポンサーである浅香さんが提供してくれている下着が隠れてしまう。
ひたすらローターの震動に耐えなければいけなかった。
大丈夫ですか?と局アナの問いかけの言葉が、
圭子に羞恥を与える。
なにも知らない局アナの問いかけは
体調を案じているのが窺える、
心配そうな声だった。
「あっ、ありがとう…大丈夫、です」
淡い桃色に紅潮した頬、
涙で潤む瞳、苦痛に歪む表情。
「っ…」
不謹慎だと思いながらも、
そんな圭子の姿に、スタジオの男も、
調整ブースの中の男たちも、
思わず欲情を覚えずにいられなかった。
男という男全てが、悩ましげな圭子の表情と仕草に勃起させられている。
そんな男どもの様子を、一部始終見ている木ノ下。
圭子の眼差しは淫靡な輝きを増す。
涙目がものすごく色っぽい。
圭子が無意識に放つ色気に、甘い蜜を欲する昆虫のように男どもは引寄せられてゆく。