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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第10章 グラビアデビュー

階下からの賑やかな話し声で
ようやく圭子も目覚めた。

素っ裸でベッドインしていたせいか
少しだけ肌寒い。

『そうだ…私ったら幸恵さんにエステをしてもらって、あまりの気持ち良さに気を失ったんだわ…』

少しずつ昨夜の記憶が甦ってくる。
突然に乱入して来た浅香さん…
幸恵さんと浅香さんのお二人に体を弄られて
どうしようもなく感じすぎてしまって気を失ったんだわ…
あのあと…私は浅香さんに抱かれたのかしら…
あの人のことだもの、きっと挿入してきたに違いないわ。
だって夢心地の中でベッドが軋んでいる気配がしたもの。

その時、幸恵さんは居たのかしら…
まさか、私を抱くシーンを彼女に見せつけていたのかしら?

実際は幸恵と浅香が隣でセックスをしていたのだが、まさか雇用主と使用人がセックスをする関係だと思いもよらずに、二人のセックスを幸恵に見られたのだわと勘違いして圭子は一人で頬を染めた。

「いけない、寝坊しちゃ皆さんに迷惑をかけるわ!」

急いで下着を身に付けようとして
跡が残るから下着はご法度だと言われていたのを思い出して、裸のままガウンだけを纏って急いで階下に降りていった。

「皆さん、寝坊してしまって申し訳ありません!」

和気あいあいと楽しく朝食を始めている撮影隊の向かって遅れてしまった事を詫びた。

「いよっ!ようやく主役のお出ましだね」

撮影隊のリーダーは「さ、ここにお座りなさい」と
彼の隣の席を引いてくれた。

「おおっ!君もお肌がピチピチだね
幸恵さんのエステは効果抜群のようだ」

ノーメイクの素顔を見つめられながら
セックスの痕跡が残ってはいないだろうかと
圭子は思わず赤面した。

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