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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第10章 グラビアデビュー
「えっ?この場で?…」
戸惑う圭子を尻目に
彼女のヌードを拝もうとスタッフ全員が圭子を凝視していた。
「言っちゃなんだけど、
俺たちは撮影のプロなんだ
女の裸なんざ見飽きてるよ
そんなことで恥ずかしがっていてどうする!」
撮影隊のリーダーは
そう言って強引に圭子のガウンを引き剥がした。
「きゃっ!」
スタッフの人たちは女の裸を見慣れているかもしれないが、見せる圭子にしてみれば男たちに裸を見せることに慣れていないので、思わず右手で乳房を押さえ、左手で股間を押さえてしゃがみこんでしまった。
「ほらほら、それじゃ水着を着れないだろ?
僕がみんなの視線を遮ってやるから早く着ちまいな」
浅香が圭子の裸体を隠すように
仁王立ちに立ちはだかってくれたので
みんなに背を向けて急いで水着に着替えた。
着用する前から覚悟はしていたけれど、
その水着は本当に布地の面積が小さくて
ブラは乳首と乳輪を隠す程度で
パンツに至ってはTバックで局部だけを隠しているにだけだ。
「浅香さん…やっぱりこれは恥ずかしいです…」
着用してみて圭子は自分の体を見下ろして
やっぱり無理だと白状した。
アンダーヘアの処理をしていないものだから、
陰毛がはみ出している。
「いいじゃないですか
きっと読者もそそられると思うよ」
なあ、みんな、これどう思う?
浅香がスッと身を引いたものだから
圭子の姿をスタッフから丸見えになった。