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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第11章 入浴シーンで全裸に
海に入っていないとはいえ、
スタッフの誰もが潮風を浴びて体がネバつく。
おまけに急に降りだした雨に打たれて
すっかり体の芯まで凍えていた。
誰もが我先にと衣服を脱ぎ捨て「ひゃっほう~」とすっとんきょうな歓声をあげて岩風呂に飛び込んだ。
「こんなにいい浴場があるんなら
もっと早く教えておいて下さいよ」
スタッフ5名が浴槽に浸かっても
まだまだ受け入れ可能なほど大きな浴場だった。
「どうした?圭子さんも早く脱いでお湯に浸かりなよ」
「だ、だって…」
まさか混浴だなんて…
「今さら君の裸を見ても何とも思わないよ」
カメラマンの男の言う通りだった。
すでに浜辺で生着替えをさせられて
浅香さんが立ち塞がってくれてくれたものの
スタッフにはほとんど生着替えを見られていたも同然だった。
おまけに着替えた水着はマイクロビキニだったので
乳首と陰部だけは隠していたものの
全裸を彼らに見られていたようなものだ。
雨に打たれて体が痺れるほどに冷えてきた。
もう恥ずかしいなどと言っている場合ではなかった。
スタッフに背を向けて全裸になると
急いでバスタオルを体に巻いて湯に飛び込んだ。
「うん、いいねえ
バスタオルを巻いていてもセクシーな体のラインがバッチリだ」
このシャッターチャンスを逃す手はないと
カメラマンは慌てて浴槽から飛び出るとカメラを手にして戻ってきた。
「白い肌が温まって桜色になっていくね
いいよ、バッチリだ!」
腰にタオルも巻かずに
フルチンでカメラを構えて何度もシャッターを切る。
こっちに視線を下さいよとお願いされても
カメラのレンズを見てしまうと、どうしても股間にぶら下がっているモノに目がいってしまうので
まともにカメラのレンズを見ることができない。