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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第11章 入浴シーンで全裸に

「なんだか、ありきたりな画(え)だな」

浅香が不満げに文句を言う。
圭子自身も写真を撮られながら
これでは温泉地のPRポスターみたいだわと思い始めていた。

「仕方ないですよ
あくまでも青年誌のグラビアですからね
アダルト雑誌のような過激な写真は撮れませんよ」

カシャカシャとシャッターを切りながら
僕だってマンネリだとは思いますけどねと
少しでもセクシーな写真を撮ろうと
アングルを色々考えているんですとこちらももの足りげ無さそうにブツブツとカメラマンは文句を言った。

「いつまでも湯に浸かっているからだろ」

せっかくのプロポーションが水面下で見えないんだからつまらない画(え)になるんだと撮影隊のリーダーは痺れを切らせて文句を言った。

「そうですね…
じゃあ、圭子さん、湯から出てそこの岩に腰かけてよ」

言われるままに岩に腰かけると
体に巻いたバスタオルが濡れているのでピッタリと体に張り付いていた。

「おっ!いいねえ、体のラインがくっきりだよ!
ねえ、もう少し体をくねらせてみようか?」

「こんな風にですか?」

カメラマンの要望に応えて体をくれなせると
しっかりと巻き付けていなかったバスタオルが
湯を含んだ重みでハラリと外れた。

「きゃっ!!」

慌てて乳房と股間を両手で隠す。

「いいねえ!それ、いただきます」

途端に上機嫌になって
カメラマンは連写モードに切り替えてカシャカシャカシャカシャと激しいシャッター音が浴室にこだました。

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