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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第1章 お天気ねえさん
「ええ、お願いします…」
ブラのホックをすんなりと外すと思いきや
背中のベルトに指を差し込み
ブラジャーのゆとりを確かめ始める浅香であった。
「すいません、職業柄、どうしても他社の下着に興味がいってしまうものでして…」
ふむふむ…と一人で合点したとばかりに頷くと
「こっちを向いて」と
クリルと圭子の体を回して正対して今度はブラのカップの中に指を突っ込んで、乳房ではなくカップの内側を真剣な眼差しで凝視した。
「失礼だが、どうやらこのブラジャーはあなたの体型に合っていないようだ」
そんなことは言われなくてもわかっていた。
だって、どこにでも売っている量販店の安物なんだから…
「ブラって乳房を保持するだけと考えている女性が多いんですよね、ブラを体に合ったものを選ぶことでグッと素敵な女性に変われるはずですよ」
そう言いながら浅香はぎゅっと圭子を抱きしめた。
「あん…」
熱い抱擁を期待したが、まるで一連の作業のように
甘い囁きもなく、圭子の背中に回された手は
背中を撫でるような愛撫もなく
スッとブラのホックが外された。
「ホックも甘い。
今度、君の乳房に見合ったブラをプレゼントしてあげよう」
ブラの肩ヒモを抜いて
露出した乳房に手を這わすと
上から下から…右から左からと
おっぱいを揉むというよりは
サイズを測るような仕草だった。
「私の体を検査対象にしないで下さい!」
まるで検体のように扱われて
一瞬でも心をときめかせた自分が情けなくなってきた。
おっぱいを見ても興奮してこない浅香が腹立たしくなってきて
「私を抱きたくないの?」と声を荒げてしまった。