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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第15章 青天の霹靂

「あなたと一緒?」

「あんた、浩に惚れているんだろうから
こんなことを言いたくないけどさ
あいつ、私ともデキてるのよ」

「えっ?」

圭子はわが耳を疑った。
何かの聞き間違いだと思った。
浩と彼女って親子ほど歳の差があるのだから
男女関係なんて考えられなかった。

「外人相手にボッタクリの商売をしてるんだからさ、それなりに稼ぎはあるのよ
だけど、実際はこうして裏稼業しなきゃなんない…なぜだかわかる?」

「どうしてですか?」

「あいつの借金の肩代わりをしちまったからさ…
あいつ、ろくに働きもしないくせに
カメラマンになるのが夢だとか言ってさ
自分の腕に見合わない高級カメラをバンバン買っちゃうのよ」

そういえば彼の部屋には高級そうなカメラが何台もあったっけ…

「そりゃあ、確かな腕前があれば高級カメラの一つや二つはいるだろうけどさ
あいつの腕前なんざ、観光写真を撮るのが関の山よ
アートだとか何とか言っちゃってさ、売り物にもならない写真ばっかり撮ってるんだから笑っちゃうよね
そのくせ、ろくに働きもしないのよ
そのうち、こちらが知らないところで勝手に保証人にされちゃってさ…
気づけば500万円の借金を肩代わりされたわ」

私にも生活があるからね
あいつとの同棲を解消して借金を返済するためにいい歳こいてソープ嬢に身を落としたわ

そう言って熟女は憐れみの眼差しを圭子に投げ掛けた。

「私が同棲の縁を切ったものだから
今度はあんたに乗り換えたのね
あいつの考えなんてミエミエよ」

だからさ、悪いことは言わない
このままどこかにお逃げなさいと
憐れみの眼差しから我が子を叱りつける母親の眼差しに変わり圭子を諭し付けた。

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