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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第16章 玉の輿

「あなた、準が最近雇い始めた清川って男性の事なんだけど…」

瑠璃子が口にした清川という男の名を
圭子にも聞き覚えがあった。

誰だったろうと記憶を手繰り寄せると
『そうだわ!撮影隊のリーダーが確か清川って名乗っていたわ!』
撮影旅行の帰りも二人は仲良く並んで座り、
かなり友好を深め合っているわと圭子も感じていた。

「清川?
ああ、準がどうしても雇って傍に置いておきたいと申し出た男だね
彼がどうした?」

久が知る限りでは
しっかりと準のサポートを勤め、
いい人材を見つけてきたものだと感心していたのだ。

「別に清川って男がどうのこうのじゃないんですけどね…
うちの女性社員が見たそうよ」

「何を見たって言うんだい?」

瑠璃子は女性の働きやすい職場を目指し、
女性社員とのネットワークを張り巡らせて
些細なことでも教えて頂戴ねと女性社員たちに徹底していた。
女性社員の離職率が低いのも
瑠璃子のこうした気遣いが功を奏していたのだった。

「準がね…
その清川って男と社内の廊下を手を繋いで歩いていたって言うのよ」

「男同士なら意気投合すれば
肩を組んで士気を高めるというのは良くあることだよ」

「肩を組んで闊歩していた訳じゃないのよ
しっかりと手を繋いで歩いていたと言うのよ
そう、まるで恋人同士のように…」

「ちょ、ちょっと待ちなさい!
その言い方は準に男色の性癖があるみたいじゃないか!」

男色…
そうハッキリと久が声にして言い出したので
聞きたくもないとばかりに瑠璃子は両耳を手で塞いだ。

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