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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第3章 お天気ねえさん、本格デビュー

そして、いよいよお天気コーナーが始まった。

メインの1カメは綺麗にメイクされて見違えるような美貌を手にいれた圭子のバストショットつまり上半身を撮していた。

「おはようございます
今朝よりお天気コーナーを
担当することになりました下村佳子と申します
その日のお天気の移り変わりを丁寧にお伝えして参りますのでよろしくお願いします」

圭子が深々と頭を下げた瞬間を狙って
「はい!2カメ、行くよ!」と
カメラ切り替えの調整機を操作する小木田に指示をだした。
「オッケー、わかってますって」
圭子が頭を上げると同時に芸術的とも言うべき
アンダーヘアとマンスジに食い込む紐のアップが一瞬だけ撮された。
すぐさま画面は1カメからの圭子の顔に切り替わったが
視聴者には一瞬の画像が目に焼きついたことだろう。

冒頭の挨拶だけは無難に切り出せたものの、
肝心のお天気概況では原稿の走り書きに加え
極度の緊張からか、昨日のようにしどろもどろになってしまった。

自分自身が情けなくて
自然と笑顔が消えて、今にも泣き出しそうな顔になってしまう。

「おっ!圭子の奴、いい表情をするじゃない」

木ノ下は圭子の表情を見てぞくぞくしていた。
Sっ気のある彼はベッドで圭子を陵辱して羞恥と屈辱に怯える表情を想像した。

「おい、3カメ!
圭子の顔をアップで頼む」

調整室の3カメモニターを見ながら
「おい、家庭の茶の間にもこの顔を送ってやれ」と指示をだした。

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