この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第7章 視聴率ダウン

圭子が屋敷を立ち去った後、
旅行トランクの数々を夫妻の寝室に運ぶ手伝いをしながら
「親父、今日は会社に出勤するのかい」と尋ねた。

「いや、さすがにこの年齢ともなると疲れてしまってね
今日はもう一日ゆっくりさせてもらうよ」

「わかった。じゃあ、会社の方には僕からそのように伝えておくよ
何か指示しておくことはあるかい?」

「いや、今のところは特に何もないよ」

荷ほどきもそこそこに
父の久はスーツを脱ぎ捨ててパジャマに着替えた。

「あなたは悠長でいいわね」

母の瑠璃子はというと
メイクの手直しをし始めて
出かける準備をし始めた。

「なんだい、旅行から帰ってきたばかりなのに
もう出かけるのかい?」

「あなたと違って私は忙しいのよ
ほら、以前にお話していた下着メーカーの夫人会があるのよ」

「おお、そうだったね
女の人もなにかと大変だねえ」

各社がライバル関係にあろうとも
女性陣はヨコ横の連携を密にして上辺は仲良しのお付き合いをしていた。

「あなたがこの業界のトップになってくれたら
こんな煩わしい会合なんてすっぽかすんですけれどね」

「耳の痛いことを言うなよ…
男は男でしのぎを削って戦っているんだからさ」

なあ、準、男って辛いよな?

父の久が同意を求めてきたので
何か話すと母親からとばっちりを食いそうなので
「まあね」とあいまいに答えて
さて、そろそろ僕も出勤するかな。と
そそくさに夫妻の寝室から退散した。

/290ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ