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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第7章 視聴率ダウン

「どうぞ、お先にバスルームへ…
急いで私も裸になってそちらに参りますので」

本当だな?
絶対に混浴するんだよ
これは命令なんだから逃げちゃダメだよ

タオルで前も隠さずに
久は、のしのしと大股でバスルームに消えた。

『やだ…ドキドキしちゃう…』

子息の準と混浴した興奮がよみがえってくる。

『変なことを考えちゃいけないわ…』

今は旦那様のお背中を流すだけの湯女(ゆな)に徹しなければ…
お背中を流すだけなのだから全裸になる必要はないだろうと
ショーツとブラジャーを身に付けたまま
幸恵はバスルームの扉を開いた。

久がドアに背を向けてバスタブに入っていた。
幸恵がバスルームに足を踏み入れるのを察すると
「さあ、早く来なさい」と
こちらを見つめた。

「なんだい!その風情の無さは!
風呂というものは裸で入るものなんだよ!」

「いえ、私は旦那様のお背中を流すだけの湯女ですので
こちらで控えております」

幸恵はそう言うと
洗い場に正座して久がバスタブから出てくるのを待つことにした。

「何をバカな事を言っているんだ!
風邪でもひかれたらこちらが困るんだよ!」

久はそう言って勢いよくバスタブで立ち上がった。
萎れた松茸のようなペニスが洗い場で正座する幸恵の目の高さにあるので、いやでも真正面から久の股間を眺めることになってしまい、慌てて視線を逸らした。
お構いなしに久は手を伸ばして幸恵の手を取りバスタブに引きずり込んだ。

「あああ…もったいないです
旦那様と混浴だなんて!」

下着を身に付けたまま、久と向き合うようにバスタブに座らされた。
下着を身に付けたままの入浴がこんなにも不快だとは思わなかった。
濡れた下着は湯を含んで体にまとわりつく。
まるで胸と股間に鉛でも貼り付けられたように
ずっしりとした重さを幸恵の体は感じていた。


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