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あかりのセックスボランティア
第5章 5 終わりの始まり
 中島くんにまるで肉便器のように扱われながら、私はヒカルちゃんは今頃自宅でどうしているのだろうと思いました。


 そして、ヒカルちゃんと過ごした幸せな日々と私が生まれてからこれまでの人生を思い返して、私は、



 これでやっと楽になれる。


 と思いました。



 精液が尽き果てた中島くんが猿ぐつわを噛ませられた私の頬にキスをして一旦部屋を出ると、地下室のドアの前で待っていたらしい彼の両親が部屋に入ってきました。

 彼の両親が泣きながら私に話したのは、私も概ね予想していた事情でした。


 中島くんは大学を中退してからずっと3階建ての自宅に引きこもっていて、彼は風俗であるサンフラワーに通う中で私と結婚したいと考えました。

 しかし歪んだ人生の中で屈折した人格に育った彼は私と正々堂々と付き合うことは考えられず、私を監禁して妊娠させると決断したのでした。

 家庭内暴力で抑圧されていた両親は彼の計画に思考停止で従い、お父さんは中島くんと協力して私を拉致し、お母さんは地下室に監禁された私の世話をすることに決めたのでした。
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