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あかりのセックスボランティア
第7章 7 胸を張って生きていこう!

『……東京都足立区に住む男性が両親と共謀して風俗店勤務の女性を拉致監禁した事件の続報です。被害者の女性と同居していた知的障がい者の弟は事件発生の数日後に自宅近辺の池で水死体となって発見され、自殺を図ったものとみられていますが被害者の自宅から成人男性のものとみられる遺骨が発見されました。被害者の女性の証言から遺骨は被害者の父親のものであると判明し、警察は事実関係の調査を進めています』
「新条さん、お身体の調子はいかがですか。主治医の先生からは歩行機能の回復は見込めるとお聞きしていますが」
「こんにちは。理学療法士の先生と少しずつリハビリを進めていて、歩けるようになれば退院できるそうです。ひとまず安心しました」
東京都内の警察病院の個室に入院している私のもとを、サンフラワーの店長さんが依頼してくれた女性弁護士さんはお見舞いに訪れていました。
中島くんに折られた両脚の骨は整形外科の先生の手術で整復して貰えて、私は幸いにも身体障がいを負わずに済んでいました。
「私、やっぱり退院したら刑務所暮らしですよね。ヒカルちゃんももういませんし、何年だって罪を償いますけど」
「いえ、今後の裁判の流れにもよりますが今のところは執行猶予が付く見込みですよ。あなたは実のお父さんから長年にわたって性的虐待を受けていて、弟さんがお父さんを殺害した時もあなたはお父さんに強制性交の被害を受けていた。情状酌量の余地が大いにある事件ですから、私は弁護士としてあなたに執行猶予を勝ち取って見せます」
「そうですか、ありがとうございます。……退院したら、どうしようかな」
弁護士の先生が私の心情に配慮しながら優しく話すのを聞いて、私はベッドに腰掛けたままぼんやりと窓の外を見つめました。
「新条さん、お身体の調子はいかがですか。主治医の先生からは歩行機能の回復は見込めるとお聞きしていますが」
「こんにちは。理学療法士の先生と少しずつリハビリを進めていて、歩けるようになれば退院できるそうです。ひとまず安心しました」
東京都内の警察病院の個室に入院している私のもとを、サンフラワーの店長さんが依頼してくれた女性弁護士さんはお見舞いに訪れていました。
中島くんに折られた両脚の骨は整形外科の先生の手術で整復して貰えて、私は幸いにも身体障がいを負わずに済んでいました。
「私、やっぱり退院したら刑務所暮らしですよね。ヒカルちゃんももういませんし、何年だって罪を償いますけど」
「いえ、今後の裁判の流れにもよりますが今のところは執行猶予が付く見込みですよ。あなたは実のお父さんから長年にわたって性的虐待を受けていて、弟さんがお父さんを殺害した時もあなたはお父さんに強制性交の被害を受けていた。情状酌量の余地が大いにある事件ですから、私は弁護士としてあなたに執行猶予を勝ち取って見せます」
「そうですか、ありがとうございます。……退院したら、どうしようかな」
弁護士の先生が私の心情に配慮しながら優しく話すのを聞いて、私はベッドに腰掛けたままぼんやりと窓の外を見つめました。

