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貝殻はエロスの調べ
第1章 沙織
沙織が帰ってほどなくして、阿久沢が祐未に近付いた。
にやにやといやらしい目をしている。坊主頭を手で掻きながら、
「もう終わりにしよう」
そう言って阿久沢は書類を取り上げた。
「え?でも」
「いいんだ。この件は実はキャンセルになっている」
阿久沢は書類を破り捨てた。偽の仕事を祐未にさせたのだ。そして座っている祐未の背後から胸を揉み始めた。ボーイッシュな黒髪の匂いをかぐ。
「いい香りだ」
「課長、やめてください」
「いいじゃないか。こんなに魅力的な胸してて罪な子だ」

阿久沢はブラウスのボタンを外すとブラジャーの中に指を入れてきた。
あああ、
「だめです」
「こんな乳首してるんだ。摘まんでたらどんどん大きくなってきたぞ」
「やめてください。警察呼びますよ」
「たまらないんだよ。この弾力あるパイオツとコリコリの乳首」
あああ、あああ
「やめて、お願いやめてください」
「そろそろ主任になりたくないか?君次第だぞ。言うこと聞けば何でも与えるぞ」
あああ
「さあこっちもどうかな?」
阿久沢はスカートの中に指を入れた。
「濡れてるじゃないか?最近やってないのか?飢えてるのか?」
あああ
阿久沢はゆっくりと祐未を床に寝かしてスカートの中からショーツを脱がした。そしてスカートの中に顔を突っ込み、陰部を舐め始めた。
あああ
「たまらん。祐未さん、たまらん」
阿久沢は祐未のブラウスを脱がしてブラジャーも取った。両手でしっかりと乳房を揉みながらクリを舌で舐めまわした。祐未に絶頂が近づいたとき、ドアを開ける音がした。二人は気付かない。足音が近づく。忘れ物を取りにきた、沙織だった。やっと二人は気付いた。

「嘘でしょ?信じられない」
沙織は動揺している。
「沙織、違うの」
祐未は首を振った。だが、沙織には裏切られたという思いしかなかった。そしてドアをバタンと閉めて外に出た。白のセダンにエンジンをかけ、車を走らせた。窓を開け風を入れた。肩までの黒髪が風でなびいている。自然と涙がこぼれた。そして車は南へと向かった。

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