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♥crack an APPLE♥
第4章 マイスイートハニー
「そ、それなに……?」
「ん? ああ、これ? 俺甘いの好きでさぁ……」
「それをどうするのってきいてるの……!]
秋埜が手にしたのは綺麗な深皿だった。
金色の淵と花の模様が実に美しい。
しかし巴月はそんなものはどうでもよかった。
深皿になみなみと入っていたとろりとした液体が気になって仕方がない。
「デコレーションだよ! 美味しく仕上げてあげるからね」
「デコレーションって何を!」
「巴月をに決まってんじゃん。舐めてみろって、美味しいからさ」
「ふ、ふざけな……ん、」
ハケで液体をすくって秋埜はそれを巴月の口元にもってくる。
唇に少し液体がついてしまったからおずおずとそれを舐めてみれば、舌の上に穏やかな甘味が広がる。
「……はちみつ?」
「そうそう! ちょっと薄めてあるけどね。普通のやつよりサラッとしてるだろ?」
「……で、これを」
「巴月に塗る」
「ね」と語尾にハートマークをつけて秋埜が顔を傾けた。
それはそれは楽しそうに言っているのだが、巴月にしてはたまったものじゃない。
はちみつを体に塗るって……何考えてるの……!
「まあ、そんな怖い顔しないでさ。ちょっとじっとしててよ」
「だから……そんなことする意味……ひゃっ」
ハケからつうっとはちみつが落ちて、巴月の胸の上に転がる。
はちみつはゆっくりとふくらみを伝っていって、谷間まで落ちていった。
冷たくてぬるりとした感触になぜかゾクゾクとしてしまって巴月はきゅっと唇を噛む。
「ね……美味しそうだと思わない?」
「ん? ああ、これ? 俺甘いの好きでさぁ……」
「それをどうするのってきいてるの……!]
秋埜が手にしたのは綺麗な深皿だった。
金色の淵と花の模様が実に美しい。
しかし巴月はそんなものはどうでもよかった。
深皿になみなみと入っていたとろりとした液体が気になって仕方がない。
「デコレーションだよ! 美味しく仕上げてあげるからね」
「デコレーションって何を!」
「巴月をに決まってんじゃん。舐めてみろって、美味しいからさ」
「ふ、ふざけな……ん、」
ハケで液体をすくって秋埜はそれを巴月の口元にもってくる。
唇に少し液体がついてしまったからおずおずとそれを舐めてみれば、舌の上に穏やかな甘味が広がる。
「……はちみつ?」
「そうそう! ちょっと薄めてあるけどね。普通のやつよりサラッとしてるだろ?」
「……で、これを」
「巴月に塗る」
「ね」と語尾にハートマークをつけて秋埜が顔を傾けた。
それはそれは楽しそうに言っているのだが、巴月にしてはたまったものじゃない。
はちみつを体に塗るって……何考えてるの……!
「まあ、そんな怖い顔しないでさ。ちょっとじっとしててよ」
「だから……そんなことする意味……ひゃっ」
ハケからつうっとはちみつが落ちて、巴月の胸の上に転がる。
はちみつはゆっくりとふくらみを伝っていって、谷間まで落ちていった。
冷たくてぬるりとした感触になぜかゾクゾクとしてしまって巴月はきゅっと唇を噛む。
「ね……美味しそうだと思わない?」