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♥crack an APPLE♥
第4章 マイスイートハニー
何度もイッたというのに、それでもまだ、体は快楽を求めている。

なぜ。

なぜ。

秋埜の舌を感じて、彼の視線に刺されて、子宮の奥から何かが溢れ出してくるような。

彼を求めているの?

何を欲しているの?



わからない。



こんな淫らな行為を、どうして。



「ああぁあ……ぁん……」

「巴月……ほら」

「……?」

「……掴んでろ」



秋埜が片手を伸ばす。

巴月はそろそろと手を伸ばし、彼の手に自分のを重ねた。

そうすれば、彼は指を絡め、ぎゅっと握ってくれる。



「んん……」



決して彼に恋愛感情など抱いていない。

それなのに、彼の手を掴むと安心できた。

虚を掻いていた手が、しがみつける場所を見つけたからだろうか。

いいえ……答えなど、知らなくてもいい。



「あっ、あき、の……い、く……」

「ん、いいよ……」

「あッ、あ、あぁあッ……あ――」



そもそも、答えなどないのだから。

だってそれは――……



「……ふ、」



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