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♥crack an APPLE♥
第4章 マイスイートハニー
「いいじゃん、巴月……俺好みの女になってきた」
歪に瞳を歪め、秋埜が笑う。
唇をぐいっと拭って見下ろしてくる秋埜の表情に、イったばかりの巴月の身体はゾクゾクと震えた。
快楽の余韻に耽りながらとろんとした目で見上げれば、秋埜は唇を釣り上げる。
「いいんだよ……理性なんか捨てちまえ。無様に股開いてケツ振って素直にアンアン言ってればいいんだ。好きな人がいるからとか、はしたないとか……そんなくだらないこと、忘れればいいんだ」
「……秋埜……?」
「よかったよ、巴月。本能だけで俺を縋(すが)ってくるおまえの姿」
本能。
この男は何を言っているのか。
ぼーっとする頭では、全く理解できなかった。
「……で、おまえは誰を好きなんだっけ?」
「……? 水望さん……だ、よ」
「そう……ならずっとそいつを好きでいることだ。そのほうが面白い」
「なに、言ってるの?」
「心ではそのミナミさんを想って……身体は俺を欲して……そうだ、理性と本能がお前のなかでせめぎ合う。……あー、楽しいだろうなー、どうなるんだろうなー……すっげぇ待ち遠しい」
ガバッと秋埜が起き上がる。
そして、天を仰ぐようにして両腕を広げ、高らかに言う。
「最後にはおまえは――愛おしいくらいの甘い音をたてて……壊れるんだ」
「――……」
それは動物的本能かもしれない。
この男はヤバイ。
巴月はそう思って、反射的に体を起こし、逃げ出そうとした。
しかし、そんな巴月の腕を秋埜は乱暴に掴むと、思い切り押し倒す。
そして、勢いよく首筋に噛み付いた。
歪に瞳を歪め、秋埜が笑う。
唇をぐいっと拭って見下ろしてくる秋埜の表情に、イったばかりの巴月の身体はゾクゾクと震えた。
快楽の余韻に耽りながらとろんとした目で見上げれば、秋埜は唇を釣り上げる。
「いいんだよ……理性なんか捨てちまえ。無様に股開いてケツ振って素直にアンアン言ってればいいんだ。好きな人がいるからとか、はしたないとか……そんなくだらないこと、忘れればいいんだ」
「……秋埜……?」
「よかったよ、巴月。本能だけで俺を縋(すが)ってくるおまえの姿」
本能。
この男は何を言っているのか。
ぼーっとする頭では、全く理解できなかった。
「……で、おまえは誰を好きなんだっけ?」
「……? 水望さん……だ、よ」
「そう……ならずっとそいつを好きでいることだ。そのほうが面白い」
「なに、言ってるの?」
「心ではそのミナミさんを想って……身体は俺を欲して……そうだ、理性と本能がお前のなかでせめぎ合う。……あー、楽しいだろうなー、どうなるんだろうなー……すっげぇ待ち遠しい」
ガバッと秋埜が起き上がる。
そして、天を仰ぐようにして両腕を広げ、高らかに言う。
「最後にはおまえは――愛おしいくらいの甘い音をたてて……壊れるんだ」
「――……」
それは動物的本能かもしれない。
この男はヤバイ。
巴月はそう思って、反射的に体を起こし、逃げ出そうとした。
しかし、そんな巴月の腕を秋埜は乱暴に掴むと、思い切り押し倒す。
そして、勢いよく首筋に噛み付いた。