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♥crack an APPLE♥
第1章 Welcome to CRUSH!
「え……誰……!?」
巴月は声の聞こえたほうを見上げる。
そこは、高い高い木上。
「人間」がいるはずのないところ。
しかし、そこに「彼」はいた。
太い枝に座って、巴月を見下ろしている。
「さあ……なんだと思う?」
「……悪魔……!? モンスター!? なに、貴方、何者……」
巴月が言い終わる前に、彼は木から飛び降りて巴月の前にやってきた。
音もなく突然自分の目の前にやってきた彼に、巴月は息を呑む。
「俺の名前は秋埜(あきの)。種族は――」
さらっとした黒髪から血のように真っ赤な瞳がのぞく。
白い肌の上、その瞳は呪いを帯びたルビーのように不気味に光った。
そして、次の瞬間――首筋に痛みが走る。
「……ッ」
「――ヴァンパイア」
巴月は声の聞こえたほうを見上げる。
そこは、高い高い木上。
「人間」がいるはずのないところ。
しかし、そこに「彼」はいた。
太い枝に座って、巴月を見下ろしている。
「さあ……なんだと思う?」
「……悪魔……!? モンスター!? なに、貴方、何者……」
巴月が言い終わる前に、彼は木から飛び降りて巴月の前にやってきた。
音もなく突然自分の目の前にやってきた彼に、巴月は息を呑む。
「俺の名前は秋埜(あきの)。種族は――」
さらっとした黒髪から血のように真っ赤な瞳がのぞく。
白い肌の上、その瞳は呪いを帯びたルビーのように不気味に光った。
そして、次の瞬間――首筋に痛みが走る。
「……ッ」
「――ヴァンパイア」