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♥crack an APPLE♥
第1章 Welcome to CRUSH!
――ドクン
急に、体中が湯だったように熱くなる。
がくりと力が抜けて、巴月は膝から崩れ落ちた。
「おっと……すげぇな、おまえ。血ィ吸ったくらいでこうなっちまうの?」
「な、なにを……」
秋埜と名乗ったヴァンパイアは、唇を釣り上げながら見下ろしていた。
僅かに細められたその瞳はどろりと淫靡な色を帯びて、巴月の心の何かをゾワリと掻き立てる。
目があった瞬間に、ビクン、と体が勝手に跳ねた。
「やっ……!」
「あ? おいおい嘘だろ……目ェあったくらいでイッちまうわけ? ウケるわ」
「わけ、わから……」
すっと秋埜が巴月に合わせてしゃがみこんだ。
自らの唇をその赤い舌で舐め、視線を巴月の体に這わせる。
つま先、ふくらはぎ、太もも……ああ、今ここを見られてる……そう思った瞬間、じわりと下腹部が熱くなってゆくのを感じる。
(なに、これ……へん、私、変……!)
「なあ、こんなんでそうなるんならさ……もっとスゴイことしたらどうなるの?」
「え……」
「――すっげェ興味ある」
赤い瞳がぎらりと光った。
そして、巴月は自分の体がふわりと浮いたということに気付く。
秋埜に、抱きかかえられていたのだ。
急に、体中が湯だったように熱くなる。
がくりと力が抜けて、巴月は膝から崩れ落ちた。
「おっと……すげぇな、おまえ。血ィ吸ったくらいでこうなっちまうの?」
「な、なにを……」
秋埜と名乗ったヴァンパイアは、唇を釣り上げながら見下ろしていた。
僅かに細められたその瞳はどろりと淫靡な色を帯びて、巴月の心の何かをゾワリと掻き立てる。
目があった瞬間に、ビクン、と体が勝手に跳ねた。
「やっ……!」
「あ? おいおい嘘だろ……目ェあったくらいでイッちまうわけ? ウケるわ」
「わけ、わから……」
すっと秋埜が巴月に合わせてしゃがみこんだ。
自らの唇をその赤い舌で舐め、視線を巴月の体に這わせる。
つま先、ふくらはぎ、太もも……ああ、今ここを見られてる……そう思った瞬間、じわりと下腹部が熱くなってゆくのを感じる。
(なに、これ……へん、私、変……!)
「なあ、こんなんでそうなるんならさ……もっとスゴイことしたらどうなるの?」
「え……」
「――すっげェ興味ある」
赤い瞳がぎらりと光った。
そして、巴月は自分の体がふわりと浮いたということに気付く。
秋埜に、抱きかかえられていたのだ。