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♥crack an APPLE♥
第5章 それが糧とならないように祈りましょう

なんなんだろう。
この、どきどきは。
水望さんなら知っているだろうか。
物知りな、水望さんなら。
でも、聞いてはいけないような気がした。
なぜ?
……きっとその答えが、このどきどきの正体だから。
「水望さん」
「ん?」
「こういうの……幸せっていうんですかね」
「……」
なんとなく、思ったことを言ってみた。
もう胸がいっぱいで、何かを言わなければ爆発してしまいそうだったから。
そんな巴月の言葉を聞いて、水望ははっとしたような顔をする。
なにか、まずかっただろうか。
……そうだ、この言葉は、普通の人からすれば重いのかもしれない。
「あの、水望さ……」
「……僕とこうして一緒にいるだけで、幸せ?」
「……ご、ごめんなさい……大袈裟でした、その、気にしないでください」
「……もっと、そう思えることする?」
「え……?」
この、どきどきは。
水望さんなら知っているだろうか。
物知りな、水望さんなら。
でも、聞いてはいけないような気がした。
なぜ?
……きっとその答えが、このどきどきの正体だから。
「水望さん」
「ん?」
「こういうの……幸せっていうんですかね」
「……」
なんとなく、思ったことを言ってみた。
もう胸がいっぱいで、何かを言わなければ爆発してしまいそうだったから。
そんな巴月の言葉を聞いて、水望ははっとしたような顔をする。
なにか、まずかっただろうか。
……そうだ、この言葉は、普通の人からすれば重いのかもしれない。
「あの、水望さ……」
「……僕とこうして一緒にいるだけで、幸せ?」
「……ご、ごめんなさい……大袈裟でした、その、気にしないでください」
「……もっと、そう思えることする?」
「え……?」

