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♥crack an APPLE♥
第5章 それが糧とならないように祈りましょう
「……う、」
そして巴月はずるずると座り込んでしまった。
顔からまるで湯気がでているよう。
「な、なにあれー……」
未だおさまらない心臓の高鳴り、顔の火照り。
巴月は顔を手で覆い、塞ぎ込む。
この感覚、なんだろう。
水望さんの傍にいると、心がふわふわしたように気持ちよかった。
少し前までの自分を思い返しては、今の自分があまりにも幸せすぎて泣きそうになった。
あの瞬間、水望さんとキスしたいって、そう思った。
「……水望さんのばか……」
自覚しないほうがよかったのかもしれない。
そのほうがずっと、楽しかったのかもしれない。
私、
(水望さんのこと好きになっちゃったんだ……)
この気持ちをどうすればいいのか、わからない。
そして巴月はずるずると座り込んでしまった。
顔からまるで湯気がでているよう。
「な、なにあれー……」
未だおさまらない心臓の高鳴り、顔の火照り。
巴月は顔を手で覆い、塞ぎ込む。
この感覚、なんだろう。
水望さんの傍にいると、心がふわふわしたように気持ちよかった。
少し前までの自分を思い返しては、今の自分があまりにも幸せすぎて泣きそうになった。
あの瞬間、水望さんとキスしたいって、そう思った。
「……水望さんのばか……」
自覚しないほうがよかったのかもしれない。
そのほうがずっと、楽しかったのかもしれない。
私、
(水望さんのこと好きになっちゃったんだ……)
この気持ちをどうすればいいのか、わからない。