この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
♥crack an APPLE♥
第5章 それが糧とならないように祈りましょう

「水望さん……私、これからもずっと水望さんの側にいてもいいですか?」

「……、うん、……ずっと、いてほしい」

「……本当ですか……! 嬉しい……水望さん、私、嬉しいです、本当に、嬉しいです……!」



はらはらと、涙がこぼれ落ちる。

涙に歪む視界で、水望が今にも泣き出しそうな笑顔を浮かべている。

それをみた巴月の胸は、締め付けられるほどに甘い苦しみで満たされた。



「……水望さん。私、水望さんに相応しい人になりたいです」

「相応しい……?」

「水望さんはとってもすごい人で……皆から尊敬されているじゃないですか。だから……側にいる私は、このままじゃだめだって、そう思うんです」



私の暗闇を開いた人。

あの瞬間。

頭に焼き付いて消えない光。



あの光は強くて、眩しくて、今こんなに近くにいる人が、なぜか遠くに感じてしまう。

すこしでも近づけたら。

もっと、この人に愛されることができるかもしれない。
/92ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ