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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって

「いや、やだよ……秋埜……ん、」



仮面たちから表情を伺うことはできない。

しかし、ワイングラスを片手にわらわらと巴月のいるステージへ集まってくる彼らは、巴月興味深々といった様子であった。



「見ててください……この可愛らしい乳首を弄ると……」

「あっ、やぁッ!」



秋埜が指の先でぴん、と乳首を弾く。

巴月が体を拘束する鎖を鳴らして体をくねらせ、甘い声をあげると仮面たちは前のめりになって巴月を舐め回すように視姦し始めた。

「おおっ」と感心するような声に巴月の羞恥心は煽られ、全身が真っ赤に染まってゆく。



「ほーら、いい声でてきた。私としてはまるで楽器を奏でているかのような気分だ。こうして指を動かすと……」

「ひゃぅ、ん、あぁっ」

「ねえ、このとおり。私の思ったとおりに素敵な音を紡いでくれる」



くにくにと乳首を転がされて巴月は唇から零れる声を抑えることができなかった。

知らない人たちに見られながら、こんなに感じている姿を見られているのは、堪らなく嫌だった。

それでも、秋埜に後ろから抱き締められるようにして乳首を優しく弄られていると、体の奥の方から悦びの声が溢れてくるのを止めることができない。

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