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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
「秋埜、いや、やぁ……みられ、たくないよ……」
「ああ、そこの貴方。貴方ですダンディな髭の素敵なジェントルマン。興味がありますか? せっかくの上等なワインが進んでいませんよ」
「あき、の……?」
秋埜はすっと一人の男を指差すと、くい、と手首を動かして男をステージへ誘う。
秋埜の行動に巴月は目を見開いた。
口元をにやにやと歪めながら近づいてくる男に心底怯えながらも、縋り付くような目線を秋埜へ投げる。
しかし秋埜は巴月のことを見ようともせず、ただ乳首を弄る指先だけを止めようとしない。
「さあ、今宵ここで出逢ったことも運命でしょう。私と一緒に一曲、奏でてはみませんか?」
「……!」
秋埜の言葉に男はにやりと欲に濡れた笑みを浮かべた。
そして、一気に巴月の胸を鷲掴みすると、乳首へしゃぶりつく。
「いやぁっ! やだ、気持ち悪い……!」
べろべろと無遠慮に乳首を舐めまわされて、巴月の胸は唾液に濡れて行く。
いやいやと体を動かしても鎖がジャラジャラと鳴るだけでなんの効果もない。