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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
「はぁ、なんて柔らかいんだこのおっぱいは……! 乳首も可愛いなぁ、美味しいよ……」
「やめて、やだ、やめてよ……!」
ぞわぞわと、あまりの気持ち悪さに全身に鳥肌がたつ。
仮面で隠れてはいるが、その言動と口元で男の醜さが想像できてしまって、巴月は酷い嫌悪感に顔を思い切りそらす。
太い指が、ぐにゃぐにゃと胸を揉みしだく。
かさかさとした手のひらが肌を撫ぜる。
じゅうじゅうと耳を塞ぎたくなるような下品な音をたてて、乳首が吸われている。
「巴月」
「秋埜……いや……助けて……」
「どうしたんだよ声でてないけど?」
「……え」
助けを求めて秋埜を見つめれば、秋埜は恐ろしく冷めた目で見つめ返してきた。
その視線だけで心臓を射抜けるほどに。
不安に震える巴月の頬を、秋埜がそっと撫でる。
そして、すうっと唇を耳元に寄せてきた。
「俺が触ったときと、違うんじゃねぇ?」
「……っ!」