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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
秋埜に血を吸われ、堪らない快楽が体を満たす。
それとともに零れる艶声に、男も、その他の観客も反応をしめした。
ごりごりと太い指で芯を持ち始めた乳首をこねられ、巴月は仰け反ってさらにその胸を強調する。
食い入るように自分の痴態を見つめてくる観客に巴月は心底恐怖を覚えた。
「はぁ、あぁあ……! みないで、みないでぇ!」
「気持ちいいか、気持ちいいか!」
「きもちよく、ない、あぁあっ」
「ふはは、そんな意地をはるもんじゃない、こんなにヌレヌレになっておきながら!」
男はぐっと身をかがめて巴月のむき出しの秘部を舐めるように見つめた。
ぱく、と控えめに開かれた穴はてらてらと濡れていて、そこから零れ落ちそうな愛液が顔を覗かせている。
少し体を揺らせばぽたりと落ちてしまいそうだった。
男はそこに手を伸ばす。
見知らぬ醜い男に秘部を見られ、そして触られそうになって巴月は泣きながら顔をぐっとそらした。
こんな男に感じていることを指摘されたのが悔しくて堪らなかった。
あなたに対して感じているんじゃない、なぜかそんなことは言えなかった。
「はい、タイムアウトです」
ふと、耳元で済んだ秋埜の声が響く。
しゃがれた男の声に耳が穢されていたため余計にその声が綺麗に聞こえた。
はっと顔をあげると、巴月の秘部に触ろうとしている男の手を、秋埜が掴んでいた。