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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
そのおぞましい物体たちに巴月は体を震わせた。
嬉々とした表情でそれらを漁る女に心底恐怖を覚えた。
いや、いやだと首をふっても見てくれるわけがない。
女は歯をむき出しにして笑うと、箱の中でもとりわけ大きなバイブレータを取り出す。
そしてそれを握り締め、巴月のほうへにじり寄ってきた。
「いや、お願い、やめて、やめてください……!!」
巴月は泣きながら叫んだが、女は不気味な笑い声をあげながら歪な形のソレを巴月の秘部に近付けてくる。
ソレの先端が入り口に触れると、サッと全身の血の気がひいた。
「レディ、お待ちになってください」
そのとき、秋埜が女の手首を掴んだ。
巴月はゆっくりと秋埜の方へ視線を動かした。
やはり秋埜はこちらを見てはいなかったが、巴月はいやにホッとしてしまってボロボロと大粒の涙を零す。
「秋埜、」
「いきなりそんなものを入れては彼女が壊れてしまう。彼女、まだココは慣れていないもので」
秋埜はにこりと女に笑いかけた。
そして、何を考えたか指を巴月の秘部に這わす。