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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
くすりと秋埜の笑う声が耳をくすぐる。
それさえも心地よくて、巴月はため息のような熱い吐息を漏らす。
「あ、あぁ……」
くちゅ、と巴月の耳に水音が届いた。
自分の音だ、そう認識した巴月はかあっと顔を赤らめる。
秋埜に触られながら感じているんだ、その事実が叩きつけられたようだった。
それでも秋埜の手つきが優しくて、優しくて。
こみ上げてくる快楽を抑えることができなかった。
「あぁ、ん……あ、あっ」
「その道具も、いきなりそんなに大きなものじゃなくて」
「や、だ……あきの、やだ……」
「……俺の指のほうがいい? ……だめ。これ全部耐えられたら後でいっぱい虐めてあげるからがんばって」
「ん、んぁ……ッ!」
巴月にだけ聞こえる声で秋埜は囁いた。
その瞬間、巴月の声が大きくなる。