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私はまだ女でありたい
第1章 温泉
結月は、たぶん初めての恋をしているのだろう。
若い時の私のように。
「頑張りなさい。」
「うん。」
若い者同士。
恋を謳歌するのもいい。
そして結月の恋は、実ったようだ。
結月からは、あえて何も聞かされていなかった。
だが、ある日。
私は聞いてしまったのだ。
「先生の事、好きなの。」
「結月ちゃん。」
結月が涼君に告白しているのを。
「先生に、彼女がいる事も知っているの。」
胸がキリキリ痛んだ。
届かない想い。そんな物もある。
「でも、もう涼先生以外、見れないの。」
結月は泣きながら、先生の胸元に行く。
それ以上は見てはいけない気がして、部屋から離れた。
若い時の私のように。
「頑張りなさい。」
「うん。」
若い者同士。
恋を謳歌するのもいい。
そして結月の恋は、実ったようだ。
結月からは、あえて何も聞かされていなかった。
だが、ある日。
私は聞いてしまったのだ。
「先生の事、好きなの。」
「結月ちゃん。」
結月が涼君に告白しているのを。
「先生に、彼女がいる事も知っているの。」
胸がキリキリ痛んだ。
届かない想い。そんな物もある。
「でも、もう涼先生以外、見れないの。」
結月は泣きながら、先生の胸元に行く。
それ以上は見てはいけない気がして、部屋から離れた。