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わたしの彼は 甘くて強引
第4章 犬猿の仲




その後、翔はアルバイト用の詳しい書類を柚子に渡し、仕事内容を簡単に説明した。

それも終わると

三人は店を後にする。










「先輩って、やっぱりメガネもお似合いですよね」

「…そう?それは良かった」

「…ふん」


途中まで同じ方向なので三人は一緒に歩きながら、柚子は翔に話しかけている。

匠は、柚子の褒め言葉をバカにするように鼻で笑った。



柚子を挟むように歩く長身の男たち




「――あ!…匠さん、信号は赤ですよ」


彼等がついたのは10mもないぐらいの横断歩道だった。


車が来る気配はなく、そのまま渡ろうとした匠の手を柚子が掴む。



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