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わたしの彼は 甘くて強引
第8章 油断の代償

「…匠さん!?…人ッ…来たじゃないですか…!?」

「あいつは例外だ…」

「でもッ…もし誰かに教えたら……むグ…っ」


唇に蓋をされて、柚子の声が途切れる


「…あいつは俺の命令には必ず従う……だから誰にも言わない、大丈夫だ」


どういう意味ですか!?


「……ハァ…っ…でもッ…!」


匠があの子供をどうやって手懐けたのか気になって仕方がないが、今の柚子はそれどころではなくなった。



もしかして、
このままここで――ッ?



「…ハァ…ァ…匠さん……ダメ…っ…ハァ…」


途切れることなく与えられる荒々しいキスのせいで、柚子の声は徐々に弱々しく、そして甘く変化していく――




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