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わたしの彼は 甘くて強引
第8章 油断の代償

「…ふ…っ…今更逃げるのかよ…!」
匠の胸を力無く押してくる柚子
押した拍子に逆によろけて転びそうになる彼女を捕まえると、匠は柚子をベッドに押し倒した。
息の上がった彼女の口が無防備に開くと、そこにゆっくり舌を差し入れる――
荒々しいキスから一転
今度はねっとりと奪い始めた。
「…ハァ……ァ…んっ…」
たまらず甘い溜め息が漏れる
いけないとわかっているのに…目を閉じて、彼の舌の感触を味わってしまう…
頬を上気させた柚子は、彼の手がブラウスのボタンを外し始めたことに―
暫くの間は気が付かなかった。

